ドメインパワーとは?ドメインパワーが決まる仕組みと測定方法について

ドメインパワーとは?ドメインパワーが決まる仕組みと測定方法について

ドメインパワー

SEOで重要な要素として言われるのが「コンテンツ」と「ドメインパワー」です。
本コラムではドメインパワーとはそもそも何なのかについて深堀りして解説します。コンテンツだけでは検索上位化が難しくなってきている時代です。SEOに伸び悩んでいるウェブマスターには参考になる記事だと思います。

この記事で学べること

  • ドメインパワーとはそもそも何なのか
  • ドメインパワーを高める方法
  • ドメインパワーを検証する方法(無料ツール対応)

この記事の内容はYouTube動画でも説明していますので、良ければYouTubeチャンネルにも遊びに来てください。

ドメインパワーとは

最初にお伝えしたいこととして「ドメインパワー」という用語は特定の何かを指す正式名称では無いということです。あくまでも、一般的にドメインパワーと呼ばれているだけで人によって解釈が異なることがあります。

ここでの「ドメインパワー」について定義していきます。

ドメインパワーとは、検索エンジンからSEO観点でどの程度の信頼や評価があるかを指す言葉です。
具体的な数値指標は存在しませんが、この記事の後半で参考になる数値の計測の仕方をご紹介します。

「ドメインパワーが高い状態」というのは、コンテンツに対して優位に順位が付きやすい状態を言います。
何者でも無い一般人が作ったコンテンツと信頼されている人や組織が作ったコンテンツでは、順位の付き方が明らかに異なりますよね。

少し語弊のある言い方をすると、

  • 高ドメインパワーのサイトは少しくらいコンテンツの品質が低くても上位化しやすい
  • 低ドメインパワーのサイトはコンテンツ品質を高めても上位化しにくい

という傾向にあります。
もちろん、例外はたくさんありますので、ドメインパワーだけがSEOの全てでは決してありません。

ドメインパワーが決まる要素

では、ドメインパワーはどのように決まるのでしょうか?
ドメインパワーが決まる要因は複数ありますが、最も影響すると考えられる要素は「バックリンクの質と量」です。

検索エンジンは「信頼できるサイトは別の信頼できるサイトにリンクする傾向がある」と考えており、リンクを評価対象として考えています。

信頼できるサイト(ドメイン)は、政府機関や教育機関、Wikipediaのような信頼できるドメインからリンクをされている傾向があり、ドメインパワーが向上していきます。
反対に、信頼できないドメイン(スパムサイト)からのリンク比率が高いと、「信頼できないドメイン」という評価となり、最悪のケースが「手動ペナルティ」と呼ばれるGoogleからのペナルティを受けてしまいます。

ドメインパワーが決まる要素はリンクだけではなく、他にも複合的に考える必要があります。
ドメインパワーに直接的あるいは間接的に関わってくる要素についていくつか紹介します。

  • SNSでの知名度や反応数
  • サイト内ユーザー行動
  • ドメイン年齢
  • サイテーション(リンクはしていない言及)
  • ブランド指名検索の有無

など

複数の要因でドメインパワーは決定しますが、最重要であるのは「バックリンクの質と量」ということを押さえておいてください。

ドメインパワーを上手に高めていくには

ドメインパワーを高めていくには上記で解説したとおり、「良質なバックリンク」を集めることです。
自然なバックリンクを集める方法は決定的な方法は存在せず、基本的にはコツコツと良質なコンテンツ制作を継続することです。

以下ではバックリンクを獲得するためのアイデアをいくつか紹介します。

ブログやオウンドメディアで情報発信 読者ファーストの記事やコンテンツを発信し続けることで、被リンクを獲得する機会を得られます。即効性が無いので、忍耐強くコツコツと取り組む必要があります。
他メディアへの記事寄稿 自分の専門知識を活かして他メディアに寄稿します。その際、著者としてリンクを得られる可能性があります。リンク獲得目的だけで寄稿を行うのはモラル違反なので気をつけましょう。
自社の別ドメインからリンク 検索エンジンを騙すようなスパム行為は禁じられていますが、自社のドメイン間でリンクをするのはユーザーの利便性向上にもつながるので全く問題ありません。

バックリンクを集めるコツは存在しますが、100%再現性のある方法は存在しません。
リンクやシェアをしたくなるようなユーザー目線のコンテンツ発信を継続するのが結果的にドメインパワーを高めることに繋がるでしょう。

ドメインパワーを検証・計測する方法

冒頭で述べた通り、ドメインパワーの正式な数値指標というものは存在しません。
ですが、いくつかのSEOツールでは独自指標としてドメインランク付けをしています。本コラムでは私がドメインパワーの参考にしている数値指標を紹介します。

ahrefs.comを使ったドメインパワーの計測方法

ahrefs.com(読み方:エイチレフス)というツールを使用する方法をご紹介します。
ahrefsは有料のSEOツールですが、一部の機能は無料で開放されており、ドメインパワーを計測する機能も無料で利用できます。
無料かつ、会員登録も不要なので気軽に試してみましょう。

まず、ahrefs.comの「Website “Authority” Checker」にアクセスしてください。

Website “Authority” Checker

あとは、調べたいドメイン名(自社サイトやライバルサイト)を入力するだけと、至って簡単です。
調査を開始するとドメインレーティング(DR)という数値が表示されますが、それがドメインパワーを示すahrefs独自の数値です。

gomedia.jpのドメインレーティングの調査結果

画像は当社のサイトであるgomedia.jpを測定した画面。ドメインレーティングは「30」となっている。

ahrefs.comの有料版の画面

ちなみに、有料版のahrefs.comはドメインレーティングの他、被リンクや流入キーワードなどさらに多機能な分析が可能となります。

ドメインレーティング’(DR)が高いほどドメインパワーが高いことを示しており、0-100のスケールで相対評価をされています。
相対評価なので、数値の大小よりもライバルと比較してどの程度差があるかを見るようにしますが、以下に数値のおおまかな目安も掲載しておきます。

~10 開始直後の弱いサイト
~40 あまり知名度の高くない中堅レベルのサイト
~60 知名度はそれなりにあり、歴史のあるサイト
~80 広く知られている信頼できる大手サイト

繰り返しになりますが、上記は単なる目安なのでライバルサイトと「比較」をして考えることが重要です。

以下ではいくつかのサイトのドメインレーティングを掲載します(2021年1月時点のデータなので変動している可能性があります)。

yahoo.co.jp(ヤフージャパン) 93
amazon.co.jp(Amazon) 93
pref.hokkaido.lg.jp(北海道) 84
new-chitose-airport.jp(新千歳空港) 74
jr-tower.com(JRタワー) 64
tv-tower.co.jp(さっぽろテレビ塔) 61
gomedia.jp(このサイト) 30

普通の会社(未上場企業)であれば、会社の大小を問わず25以上は目指したいところです。40を超えてくると知名度もそれなりに高いと言って良いでしょう。

最終的な考え

SEOはコンテンツ・イズ・キングの時代から権威の時代に移り変わりました。コンテンツ・イズ・キングの時代はいわゆる「記事量産」や「長文SEO」のようなスパム的手法が横行しました。

今後は、「誰が言っているのか」という権威性や信頼性がSEOに重大な影響を及ぼすので、リンク戦略を中心としたオフサイトSEOも検討していく必要があります。

本コラムで紹介した「ドメインパワー」は次世代のSEOの中心を担う重要な考え方なので、全てのサイトオーナーが理解する必要があります。

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