北海道札幌市を拠点に活動。ゴーメディアCEO兼ウェブコンサルタント。ウェブ制作・SEO対策・広告運用まで広くこなしている。わからないことはお気軽にご質問ください。
北海道札幌市のSEOコンサルタント、菅野(ゴーメディア合同会社)です。
今日は「SEOモニタリング」についてのSEOコラムを公開します。
SEOのモニタリングとはサイトのSEOの変化(外的要因・内的要因)にいち早く気が付き、問題点の洗い出しや対処を迅速に行うための日々の監視です。
SEO集客を重視しているビジネスオーナー・ウェブマスターならば自社のサイトのSEOの動きに敏感になりましょう。
【SEOの保守とモニタリング】変動に慌てないために普段からやるべき事
SEOモニタリングをしっかりと日々行っていれば悪いSEO業者に騙されずに済みますし、安定的なSEO流入の仕組みを構築することに繋がります。
それではSEOモニタリングの具体的な方法について紹介します。
検索順位のチェック
あるキーワードやある文字列の検索ランキングを定期的に把握します。
収益につながるキーワードやサイトへのトラフィックを稼いでくれるキーワードの検索ランキングを常に把握しておくべきなのは言われなくても分かるでしょう。
多くのサイトオーナーは検索キーワードを「GRC」等の検索順位チェックツールに登録して1日1回などの頻度で検索順位をチェックしていますが、今回私が提案したいのはサイト名や会社名、ドメイン名などの1位で当然というキーワード(文字列)もチェックするというものです。
GRCとは有料で利用可能な検索順位チェックツールです。
Googleはもちろん、Yahoo!やBingの順位も監視・測定することが可能です。
検索順位チェックツールの「GRC」がSEO攻略に必須なワケ
会社名やサイト名など1位で当然だ、と聞こえてきそうですがサイトの評価に傷がついた際(手動ペナルティ・自動ペナルティ)はこれらの文字列でさえヒットしなくなる現象が見られます。
サイトのSEOの健康状態をチェックするという意味で、
- サイト名・ブランド名
- 会社名
- ドメイン名
- タイトル文字列
等も検索順位をチェックしておくと変化にいち早く気が付くことが出来るようになります。
インデックス数の急激な増減
インデックス数の急激な増減はサイトに技術的な問題があるか、SEOの評価に重大な問題があるケースがあります。
インデックス数についてはGoogleサーチコンソールで確認することが出来ます。
[インデックス][カバレッジ]で有効なページの増減をチェックしてください。
通常であれば緩やかに右肩上がりをしていくものですが、急激な増減がある場合は速やかにその原因を特定したほうが良いでしょう。
サーチコンソールでインデックスカバレッジを確認している画面(微妙な増減はそんなに神経質になる必要は無いでしょう)。
検索パフォーマンス
Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」で確認できる情報は非常に有用です。
どのような検索クエリで流入しているかチェック出来るので次のSEO戦略策定に役立ちます。
- 検索結果で表示されているがクリックされない(タイトルが悪い?)
- 検索順位は低いのに流入している(検索者の悩みが深い?)
など。
上記のように過去最大16か月間のSEOの成長を振り返ることも出来るのでサイトのSEO的な成長も一目瞭然で見ることが出来ます。
「SEOの成長」が何かと言えばいろいろな視点から言えますが、検索パフォーマンスの「合計クリック」こそ最もシンプルにSEOの成長を表した数字だと言えます(上記の画像だと110万クリックとなっている)。
GooleサーチコンソールはGoogleが無料で提供しているSEOツールなのでまだ未導入の方がいれば確実に導入することをオススメします。
被リンクチェック
サイトに蓄積される資産として代表的なものが「バックリンク」です。
バックリンクは先述のGoogleサーチコンソールでも確認できますが、より分析するためにahrefsなどの専門的なツールが必要になります。
そういう意味ではSEOの専門家では無い方には適さないかもしれません。
お取引のある制作会社やSEO担当者と相談してみると良いでしょう。
ご興味があればahrefsの導入を止めませんが、比較的高額で専門的なツールなのでSEOの専門家と相談しながら導入していくと良いでしょう。
バックリンクのご相談やご質問などはお気軽にどうぞ!
リンク切れチェック
リンク切れは結構SEO評価に直結しやすいので日々のモニタリングで監視しておきましょう。
ページ数が少ない場合は良いのですが、大規模なサイトになってくると目視でチェックするのは困難です。
- WordPressプラグイン(Broken Link Checker)
- インストール型のフリーソフト(website explorer)
※Wordpressプラグインは制作会社や担当者に確認してみてください。
等を活用すれば比較的手間なくチェックが出来るようになります。
リンク切れというのはそうそう起こるものでは無いですが、長く運用しているサイトだと思いのほかリンク切れが蓄積されてSEOに打撃を与えている可能性もあります。
長くサイトを運用している会社であればこの機会に一度見直して破損リンクを修正すると良いかも知れませんね。
ホームページは放置せず適切なモニタリングを
ホームページが出来て満足し、放置していませんか?
制作会社にまかせっきりだったり、SEO状況の変動に全くの無関心だったりするのは機会損失かもしれないし、何よりSEO評価がガタ落ちした際に問題の切り分けが困難になり対処に時間がかかるかもしれません。
状況が悪化してから焦るのではなく、日々できるSEOモニタリングを続けていきましょう。